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人生実験~自分の逆張りは世の順張り?

過去を振り返ってみると、私の人生の中で岐路というものが何箇所か出てきたけれど
いずれもインターネットを通じて、その方向性や深度が導かれてきました。
最も分かりやすい例でいえば、音楽を作り始めた時期は、ちょうどインターネットが一般におりはじめて来た時期だったのです。
最初はパソコン通信のメールで、すぐにインターネットメールに切り替えてリリースに向けて活動。
日本ではまったく相手にされなかったため、やみくもに海外に送りつけ始めた、というわけです。

そんなこんなで、個人的には充実していた音楽活動も休止。
それ以来、私の興味は割りとヒューマンな部分にフォーカスされていましたが、 ここに来て少し、変化が見られるため、メモをしておこうかと思います。

バランスよくどちらも楽しむために・・・

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【5月】
部署移動になりまったく新しい部署の立ち上げをすることになる。
新しい仕事と新しいチーム構成。

数ヶ月右往左往~


【9月初旬】
少々行き詰まり感をもつようになり、何か「流れ」を変えてみたいと思い立つ。
それにはまず実験。人生の実験。
誤解を恐れずに言えば、結婚も人生の実験だと思っている。
そう思うことで、ニュートラルに色々なことを対処できるようになり
相手に提案もできるし、相手の提案も受け入れられるのではないだろうか。
少なくとも、私にはそういう感覚がある。

あれこれ考えて、まずはどんどん本を読む毎日にしよう、と決めた。
内容としては、普段手にとりがちな小説やらゲーテ周辺は封印し
今まで敢えて避けてきたようなビジネス書に絞り込むことで
何か自分の中で反応する気がしたため、テーマをそれに絞ることにした。

とりあえず4,5冊購入。その中に勝間和代を1冊いれてみた。
自分は勝間和代でも香山リカでもない、と思った。
しいて言うなら、「私はいつでも一年生です」と言っている小林カツ代がいい。
さて、この段階では読書メーターメディアマーカーの存在を認識していなかったため記録はせず。

もともと夜型ではないが、本を読む時間を確保するため、同時に起床時間を5時-6時の間に設定。
順調に読み進む。

11月から始まる編集講座に申し込む。
編集者になりたい、という動機ではなく、単純に「編集」という事象を学習してみたい、
と思っていたので、申し込んでみた。

また、音楽を聴くことを少しの間封印してみることも決めた。
まずは、大胆にiPodを手放してみた。

手放しついでに、所有するCD群や本をはじめ、色々なものを手放す作業を開始。

【9月11日】
発注していたアンドロイド携帯がやっと到着した。
日本アンドロイドの会には、随分前に登録はしていたものの
実物がなかったため、ぼんやりMLを読み流すのみだった。

初めてのスマートフォンも、手にしてしまえば案外操作は楽。
むしろ、普通の携帯でのサイト閲覧の方が億劫になる。瞬間的に。

すでにiPhone活用書のようなものは読んでいた。
「仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)佐々木俊尚著」
どんなアプリを入れておくのが良いのかは頭の中に入っていたため
手にした翌日には、基本的なアプリ構成ができあがる。

この日から、情報の摂取が劇的に速くなった。
アナログな書籍も勿論だけれど、Googleリーダーや、Googleアラートで
気になるキーワード関連のニュースをアンドロイド携帯でじゃんじゃん閲覧できる、
といった環境に一瞬のうちになった、というわけ。

【9月末】
以前より欲しかった格安のネットブックを購入。
加速度的に世の中の情報を拾い集める。
アウトプットはひとまずおいて、ひたすらインプットする、というマナーを日常化させてみる実験。

PCもネットブックも、なんでもかんでもDropboxを活用して同期を図る。
とても便利。セキュリティも万全。

さて、平行して実施していた手放す作業が約1ヶ月弱にて完了。


【10月2日】
登録は8月にしておいていた、ツイッターアカウントをアクティベート。
掲示板、ブログコメント、Mixi・・・
基本的にこうしたネット上での公開インタラクティブは性格に合わない、という思い込みを真っ向から払拭する実験を開始。

ぽつぽつとつぶやきはじめる。

なんとなく自分の中で根拠のない葛藤感も正直あった。
しかし、とにかく逆のことをやってみる実験なんだ、と言い聞かせていた頃。

読書メーターの存在を知り、使い始めたのもこの頃。

【10月中旬】
アンドロイドではTwidroid。PCではTweetDeckが自分の中のスタンダードとなる。

ネットの情報を収集する時間が長くなり、少しアナログ的読書のスピードが落ちる。
この辺で、少しバランスを崩しそうになるも、収集した情報をDB化し始める。
最初はタンブラー、Facebookなどを試すも、Evernoteが最も使いやすいと気がつき始めた。

しかし、このあたりからちょっと疲れてきたりもする。
情報過多。
それでも、自分の情報DBを社内で勝手に共有化させたりしながら継続の道を作ってみる。

政権交代により、仕事に影響も出た。
これがよく本に書かれている「外部環境リスク」なんだとダイレクトに体感した。


【11月6日】
こちらも大分待たされたiPhone3GS実機がやっときた。
それまでどんだけ共用のiPhone使ってたのか(笑)
アンドロイド携帯でスマートフォンの基本は抑えていたので
こちらもスムーズなフェードイン。

画面の大きさをはじめ、UIなどは圧倒的にiPhoneの勝ち。
アンドロイド携帯、といっているけれど、比較の対象はHT-03Aという端末。
こちら、画面が小さいので入力など非常に手間取っていたけれど
iPhoneはやっぱりその点、随分と使いやすいと感じる。
ただ、アンドロイドはマルチタスクであるので、これは大分優秀なポイント。


【11月中旬】
かねてから申し込んでいた編集講座がスタート。
今年中はとにかくインプットして、来年あたりからアウトプットについて集中してみたい。
各回、有名な編集者、編集長の話しがきけるだけでも面白そうだ。

封印していた音楽がまた、少しずつ復活。
ほうっておくとずっと聴いてしまうため、iTunesUのセッションを聴いてからじゃないと
音楽に進めない、という、よくわからないマイルールを課してみる。


アンドロイドマーケットプレイスにて有料アプリ販売始まる。
課金はGoogleCheckoutを通じてのみ。
このシステムは不便だ。
有料アプリ購入後、24時間以内であれば返品(refund)できるシステムに驚いた。
更にいうと、有料販売リリース後にこのクリティカルなことが判明したらしい。
ユーザーにとってはお試しでいいのかもしれない。
しかし、これではアプリ開発でビジネスになるのか?
という懸念がふつふつ。
また、販売数のログが総数でしか出ないらしい(噂)。
これが本当であれば、流通元1に対してライツホルダーN名に分配をどうやってするのか?
販売・流通元はレベニューシェア、買取の選択があるが、この状況ではライツホルダー1のコンテンツばかりを出すか、
ライツの買取で販売するか、しかなく、レベニューシェアは難しい、ということになる。

このままでは、有料エンタメ系コンテンツはアンドロイド上では流行り難いかと思った。
返品を見込んで販売シミュレーションをするとなると、かなりのダウンロード数を稼ぐ必要がある。
仮にそのコンテンツが2次利用だとしても、流通化コストだけでも案外かかるもの。
いわゆるユーザー審査であるので、本当の意味でユーザーに使われるようなものを創作しなくてはいけない。
ある意味、本質的な問いかけではあるけれど、マーケットが小さい上にコストも比例的にかかる。
どこもアンドロイドは様子見しているわけだ。

・・・なんてことを思っていた。

【11月30日】
日本アンドロイドの会のフォーラムに参加。
翌日、女子部ができたので早速入部する。
ツイッターをやっていなかったら、入会していなかったであろう、という感じ。
女子部第一回目は土曜日の午後らしい。
土曜日は授業なので残念ながら出席ができない。非常に残念。

自分の中で、この実験、段々色々なことがつながってくる感を感じる。
つながる、といえば、AR、アンドロイド、サイネージ、電子書籍など、当初は個別にリサーチしていたものが
ぴたっとつながって見える今日このごろ。
否、つながりすぎて、全部1つのデバイスパッケージで済んでしまうのでは?
位の勢いがある。

と同時に、自分は日本キノコ協会会員だったことも思い出した。

【12月初旬】
この頃になると、いわゆるネットでのソーシャライズ、そして、それがもたらすものというのは一体なんなのか?
ということが、体感的に理解できるようになってくる。
同時に、リアルコミュニケーションの重要性、というのもネットのそれを踏まえた上で重要である、ということも痛感。

部内で共有していた情報DBを、関連しそうな部外にも出してみる。
少しでもお役に立てるなら幸い。

引き続き、人生実験継続中。

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