Skip to main content

仮想水泳

私の大切なお友達のお父様が
わざわざ私の為に書いてくれたという
とても素敵な「書」を頂きました。

--

書道は昔から嫌いではなく
否、むしろ好き。
もう少し大人になったら
書道をやりたい、
とも薄々思っていたり。

--

自分の名前を書いていただいたのですけれど-

墨の濃淡や
文字のバランスがとても私の気に入るところで。
黒と白の間合いが
ほんの少し力強く
すっきりと
柔らかく。

--

私はそのお父様とは面識がなく
しかし私の歌声だけは先方が知っているという状況の中、
その作品を見る私のトキの中では、

どんな瞬間瞬間の中で筆を走らせてくれたのか・・・
私の声を書にするとこんな感じなのかしら、とか・・・

一枚の半紙と筆運びの上
あちら側とこちら側で
思・考・感が自由に行き来する。

--

音楽もそうね。
音楽は視覚的イメージがない分
行き来する領域が広い。
言語がないインストについてはもっと広い。
お互いに縦横無尽に拡がることができる。

時として、あるいは人により、
少々の限定感の中で
自由に振舞うことが心地よい場合もある。

オプションはいくらあってもいい。
広く大きな海の中で
何が気持ちよくて
何が気持ちよくないのか。
自らの感覚を信じて
泳ぐ。

--

そう、文字がスゥーっと流れる雰囲気から
「ふふ、私、白い海で泳いでるみたいね。」
そんな風に楽しんでいたり。

そして何よりも
お二人のお心遣いに
感激している次第でございます。

どうもありがとう。

Popular posts from this blog

人生実験~自分の逆張りは世の順張り?

過去を振り返ってみると、私の人生の中で岐路というものが何箇所か出てきたけれど いずれもインターネットを通じて、その方向性や深度が導かれてきました。 最も分かりやすい例でいえば、音楽を作り始めた時期は、ちょうどインターネットが一般におりはじめて来た時期だったのです。 最初はパソコン通信のメールで、すぐにインターネットメールに切り替えてリリースに向けて活動。 日本ではまったく相手にされなかったため、やみくもに海外に送りつけ始めた、というわけです。 そんなこんなで、個人的には充実していた音楽活動も休止。 それ以来、私の興味は割りとヒューマンな部分にフォーカスされていましたが、 ここに来て少し、変化が見られるため、メモをしておこうかと思います。 バランスよくどちらも楽しむために・・・ -- 【5月】 部署移動になりまったく新しい部署の立ち上げをすることになる。 新しい仕事と新しいチーム構成。 数ヶ月右往左往~ 【9月初旬】 少々行き詰まり感をもつようになり、何か「流れ」を変えてみたいと思い立つ。 それにはまず実験。人生の実験。 誤解を恐れずに言えば、結婚も人生の実験だと思っている。 そう思うことで、ニュートラルに色々なことを対処できるようになり 相手に提案もできるし、相手の提案も受け入れられるのではないだろうか。 少なくとも、私にはそういう感覚がある。 あれこれ考えて、まずはどんどん本を読む毎日にしよう、と決めた。 内容としては、普段手にとりがちな小説やらゲーテ周辺は封印し 今まで敢えて避けてきたようなビジネス書に絞り込むことで 何か自分の中で反応する気がしたため、テーマをそれに絞ることにした。 とりあえず4,5冊購入。その中に勝間和代を1冊いれてみた。 自分は勝間和代でも香山リカでもない、と思った。 しいて言うなら、「私はいつでも一年生です」と言っている小林カツ代がいい。 さて、この段階では 読書メーター や メディアマーカー の存在を認識していなかったため記録はせず。 もともと夜型ではないが、本を読む時間を確保するため、同時に起床時間を5時-6時の間に設定。 順調に読み進む。 11月から始まる編集講座に申し込む。 編集者になりたい、という動機ではなく、単純に「編集」という事象を学習して...

plus minus much more than zero

ちょっと前にキューベースにしてからあまり触っていなかったので 今日は色々と録音をしてみた。 ちゃんとアンプを通しているのに、 なぜか小さい音でしか録音ができない・・・ 「なぜ?????」 色々な設定を変えてみても全く変化なし。 あ、もしかしてマイクの電池切れかも。。。 と思い、電池を交換。 「これでOKっ!!!!」 と思ったら、今度は音が全然録音されない。。。 その前にデバイス設定とか、小難しいところをごちゃごちゃ してしまったせい?? 「あらま、どうしましょう?!」 そこでやっとマニュアルを取り出して、 その通りにやってみたけれど やっぱり全然ダメ。 でも、絶対にどこか直せばいけるはずよ・・・ と思いながら小一時間ほどまたあれこれやってみる。 「ちょっとまって。もしかして・・・」 電池の+-が逆だった。 -- でも、この間色々とソフトの勉強ができて良かった! と、思うことにしよう。

we, folks, can't help following enchantment

そういえば、少し前になるけれど 『博士の愛した数式』 という本を貸していただき読了した。 私の好きな世界観。 きれいで温かい。 -- 以前、 Sci-Fi-Fi というアルバムの中で 「 Cosmografia 」 という曲のテキストを書いたけれど それもこのような数学者をモチーフにした 私的憧憬。 -- 美学の探求。 それは日常の中にこそ潜む魅惑世界。 -- 光を拡散する者 音を収集する者 世界の開拓はひとつの情熱から始まる 夢を混合する者 自らを設計する者 世界の開拓はひとつの情熱から始まる 事実を凝視する者 真実を追究する者 世界の開拓はひとつの情熱から始まる Sci-Fi-Fi/'Folk Song' translated by myself