学習科目の中で、最も苦手だった数学。 他の科目は自分で言うのも難ですが、結構良かったものの、 数学だけは平気で追試を受けまくっていた。 でも最近、 NHK高校講座 数学Iという番組を偶然見ていて、 「あれ?方程式解くのって、人生に似てるじゃん!」 とつくづく思った。 一見乱雑に見える物事を、aとかbとかxとかyとかを基準にして できるだけ降べきの順に整理していく中で頭を使う。 結果として、見事に整理されたものがとても気持ちよく見える、と。 例えばπとか√などの文字にはそれぞれ公然のお約束が含まれていて aやbは考える器として自分でその意味をみつけながら雑然としている 係数を片付けていく。 人生の美しさを磨き上げる方法を、若き日の自分は認識できず こうしてたくさん失敗しながら、 「嗚呼、例えばこのようなことなのね」 と、思える今に感謝。 方程式を解いている過程の中で、どれだけの係数を かき回し、切捨て、二乗し、足したり引いたりしたか。 それでもまだその式は美しく解けていないようで、 様々な過程を残している途中。 -- その数学番組の後に、三輪明宏の 人間講座 を見た。 「人生・愛と美の法則」 エディット・ピアフの「愛する権利」という歌を中心に、 愛と美があれば、人生怖いものはない。 といっていた。 この世で一番美しいものは、 老若男女国籍問わず愛する心。 ピュアな心。 私はきれいごとが大好きだ。