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Showing posts from December, 2009

将棋とゲーテ

感覚は欺かない

考えるの先に『感じる』がある。
その感じるに達するには、
徹底的に、丁寧に観察し
深く深く洞察する必要がある。

だからこそゲーテは
感覚は欺かない、と言い切れるのだ、と
これは私なりの思うところ。

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将棋の羽生名人。
至極重要な局の先手側にいた。

沈黙。
最初の一手が出ない。
やがて羽生名人は目を瞑り始めた。
沈黙が続く。
周囲は「どうしたのか?」と心がざわめき始めるも
名人は相変わらず目を瞑ったまま・・・

後日、あるインタビュアーが質問した。
「あの時の沈黙は、戦略なのですか?」
すると名人は
「いいえ、あの時私は、心の静寂を待っていたのです」

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彼は自分の心の中の
更に深い心のそこにある
直感や感覚をもコントロールできる状態にいるような。

毎日の微細で丁寧な思考の積み重ねがなければ
このような状態にはいけないのだなぁ、と思う。

そういう状態に行くには
静寂が必要。

先日、この静寂の必要性を痛感した出来事があった。

ノイズだらけの中で
私は自分の奥底などにたどり着けることなく。
自分がそのときに求められている動作や行為を
淡々と続けた。

自分の周囲のノイズ。
そして自分の中のノイズ。

たくさんのノイズの中でも
するりと自分の中の湖底にたどり着ける力を。

そして、真偽の別が分かるような感覚。
それが自分にとって偽であれば捨ててしまう勇気を。

自分を欺かないとは何か?

その先の一秒、一歩に関わる配慮までを含む
自分の配置と配分。

人生実験~自分の逆張りは世の順張り?

過去を振り返ってみると、私の人生の中で岐路というものが何箇所か出てきたけれど
いずれもインターネットを通じて、その方向性や深度が導かれてきました。
最も分かりやすい例でいえば、音楽を作り始めた時期は、ちょうどインターネットが一般におりはじめて来た時期だったのです。
最初はパソコン通信のメールで、すぐにインターネットメールに切り替えてリリースに向けて活動。
日本ではまったく相手にされなかったため、やみくもに海外に送りつけ始めた、というわけです。

そんなこんなで、個人的には充実していた音楽活動も休止。
それ以来、私の興味は割りとヒューマンな部分にフォーカスされていましたが、 ここに来て少し、変化が見られるため、メモをしておこうかと思います。

バランスよくどちらも楽しむために・・・

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【5月】
部署移動になりまったく新しい部署の立ち上げをすることになる。
新しい仕事と新しいチーム構成。

数ヶ月右往左往~


【9月初旬】
少々行き詰まり感をもつようになり、何か「流れ」を変えてみたいと思い立つ。
それにはまず実験。人生の実験。
誤解を恐れずに言えば、結婚も人生の実験だと思っている。
そう思うことで、ニュートラルに色々なことを対処できるようになり
相手に提案もできるし、相手の提案も受け入れられるのではないだろうか。
少なくとも、私にはそういう感覚がある。

あれこれ考えて、まずはどんどん本を読む毎日にしよう、と決めた。
内容としては、普段手にとりがちな小説やらゲーテ周辺は封印し
今まで敢えて避けてきたようなビジネス書に絞り込むことで
何か自分の中で反応する気がしたため、テーマをそれに絞ることにした。

とりあえず4,5冊購入。その中に勝間和代を1冊いれてみた。
自分は勝間和代でも香山リカでもない、と思った。
しいて言うなら、「私はいつでも一年生です」と言っている小林カツ代がいい。
さて、この段階では読書メーターメディアマーカーの存在を認識していなかったため記録はせず。

もともと夜型ではないが、本を読む時間を確保するため、同時に起床時間を5時-6時の間に設定。
順調に読み進む。

11月から始まる編集講座に申し込む。
編集者になりたい、という動機ではなく、単純に「編集」という事象を学習してみたい、
と思っていたので、申し込んでみた。

また、音楽を聴くことを少しの間封印してみること…

11月の出会い

11月も終わり、すでに12月。
何気に忙しい日々になっています・・・
そんなわけで、今回の更新はまた下記の通り・・・


▼読んだ本
ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)
この本を読もうと思ったきっかけは、「WEB進化論」を書いた梅田望夫氏のブログで紹介されており、興味をもったからです。http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20071222/p2 あぁ、この本は体温があるなぁ、と思いました。ベネディクトアンダーソン氏の名講義を書籍にしようと翻訳された梅森氏の真剣な眼差しと、何よりアンダーソン氏の真摯な姿勢に、こうした国際論などは全く分からない私でも惹きつけられるように読了。
読了日:11月27日 著者:梅森 直之

知的生産の技術 (岩波新書)
この本が出たのが、丁度、私が生まれた年。そして、世界で始めてインターネットを通じてデータが送信された年でもあります。それから数十年、ドッグイヤーからマウスイヤーというスピードで駆け抜けなくてはならない私たちにとっても、全く通じる名著だと思います。物事を1枚のカードにモジュール化して追加したり削除したりの組み合わせ作業にまつわる知的生産技術。そのための情報整理というのは能率の問題ではなく、いかに人のイラツキをなくすか、という精神衛生上の問題であり、時間をいかに作るか?ということではなく、生活の「秩序としずけさ」 であると。納得!
読了日:11月27日 著者:梅棹 忠夫

使える 弁証法
端的な説明で良いと思いますよ。弁証法を極めたければ、その筋の本もっと探索すればよいと思います。作者の伝えたいことがシンプルに伝わってきました。これは田坂氏の個性だと思いますが、伝達⇒質問⇒納得⇒反対の議論/質問⇒まとめというフォーマットで進むので、読み流しではなく、理解しながら読み進めることができます。
読了日:11月12日 著者:田坂 広志


思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫
過去をさかのぼること数年。私はどうしたら忘却・削除が(意図的に)できるか?を実践してきて、近年、おかげさまでそれが可能になってきました。きっかけは、「面倒くさいことに支配されたくない」という思いでしたが、この本を読んで、自分のこの行動が良かったことに安堵いたしました。なぜなら、最近は「すぐに忘れるんだから!」とダ…