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Showing posts from February, 2008

歌姫どころの騒ぎじゃない

色々なことのひとつに Bjorkのライブ というのがありました。 気持ちの切り替えもしたかったし 何より、元気をくれそうな気がして。 -- はぁ~・・・ 素晴らしかったです。 私がアイスランド音楽を好きになったのは そもそもBjorkがきっかけということでもなく。 ですので、初めてのBjorkライブは、 「さて、どのようなものだろうか?」と 半ば冷静に思いながらも、凄そうだな、という期待ももちつつ。 ”アイスランドが生んだ歌姫” というようなコピーがありますが そんなもんじゃないです。 嗚呼、こればっかりは体感しないと分からないと思います。 簡単に、且つ乱暴に言えば 「うぅ、、、見れてよかった!!!!」 彼女はつい最近も、パパラッチ(?)を殴った とかでニュースに出てましたけれど 私が思うに、すごくまっとうに生きている人かと。 彼女が歪んでいるように見えるかもしれないけれど それは大勢の周りが歪んでいるからなんじゃないかしら。 いつまでも少女のようなBjork またライブを見る機会があったら 絶対行くと思う。

確認と感謝、心からの。

先週は色々なことがありました・・・ 寡黙で優しかった伯父が・・・ 小さな姪っ子は人の死を理解しているのかな、 と思って質問してみたら 「星になっちゃったんだよね」って答えてくれました。 なんだかこの姪の一言がずっと私の心の中に残っています。 この姪は、彼女がおかあさんのお腹にいたころの記憶を持っている子で そのときの話を私はよく聞きたがります。 いつも、何度でも、快く答えてくれる姪。 そんな彼女を私は特に可愛いと思う、 否、敬愛している、といった方がいいかな。 とにかく、彼女は私の質問にいつも真摯に答えてくれる。 だから、私は本当に伯父が星になってしまったと感じました。 ここまでの親族が一度に集まるのは久しぶりで 一番上の従姉さんが泣いている私の父をとても気遣ってくれていることや 従兄の娘さんがかわいらしく天真爛漫に育っているということや 下の従姉の息子さんたちも礼儀正しく素直に大きくなっているということ どうやら上記の姪が小さな頃の私にそっくりだということ そして、伯父がとても深い愛情を孫に注いでいたということなど 何気ないけど、とても大切なことを知ることができた3日間でした。 悲しむよりも 愛情の確認量の方が多かったから あの日以来の私は 少しだけ広くなったような気がする

東京世界旅行

先週は吉祥寺の スウェーデンレストラン に行き 今日は渋谷の トルコレストラン へ。 基本ではございますが、食は文化なりです。 -- スウェーデン料理に欠かせないハーブ、ディル。 IKEAの時もそうでしたが ディル(風味)=北欧 というインプットが完全に自分の中に生まれている今日この頃。 ニシンのディルマリネ美味しかったなぁ~ ちょっと甘かったけど。 一番好きだったのは、 かぶと根セロリのポタージュスープです。 この冬はほとんど毎日かぶを食べるほどかぶにはまっています。 北欧料理というのは、これといってクセがないので (かの有名な シュールストレミング は別!) 食からもやっぱりニュートラルな雰囲気。 -- トルコ料理は何年ぶりに食べるだろう。。。 学生の頃に、 メフレヴィー舞踏 の摩訶不思議な美しさに衝撃を受け トルコに旅行に行って食べた以来かもしれません。 このメフレヴィー舞踏は、クルクル回り続けることによって 神に近づくといわれているらしいですが これって、チベットにも同じような”コルラ”という考え方(習慣)がありますね。 チベット仏教では神聖なものの周りを、時計回りに回るのが祈りのスタイルだそうです。 トルコはシシカバブに代表されるような ラム肉料理をイメージしてしまいますが ヨーグルトやチーズを使った野菜・豆煮込みなど ヘルシーなものもありますから 今日はほうれん草のヨーグルト煮込み、とか ギョズレメというピザパンのようなものなどを中心に。 中でも焼き野菜のヨーグルトソース掛けが非常に美味しく♪ 最後は飲み口がさっぱり⇒濃厚へ変わるトルココーヒーで締めました。 群青色を基調にしたトルコのモザイク模様は私の大好きなイメージ。 ここ最近は興味がヨーロッパ寄りで アジア~中近東カルチャーからすっかり遠のいてましたが たまにこうしたクセのある濃厚なカルチャーに触れることによって 自分の中の世界観がまた違った視点で拡がって良いものですね。 異なる風味ではあるものの それぞれは対立ではなく 芯の部分ではつながっているから その端と端がつながる瞬間を ふっ、と意識できる喜び それは、自分の心が 無制限に感じられる 大切な瞬間です。

あなたそのもの、わたしそのもの

現在の私の席の隣には 学生のインターンの方が座っております。 出身校が同じということもあり 学校生活の話しを聞くのが結構楽しく。 また別の方と話しをしているときに 今度試験を受けるのでどうやって勉強したらよいか? といった相談を受けたり。 ここ最近、私にやってくる情報は 勉強、学習 といったことが殊更に多く。 そういった流れの中で やはり手にしたいと思うのが ゲーテの『自然と象徴』という本。 改めて「方法論-単子とエンテレケイア」という章を読み進むと- 嗚呼・・・やはりゲーテは素晴らしい! と感じずにはいられないです。 『じつは小世界、大世界になろうとする精神的志向は それらの単子のなかに内在していたのです。 ・・・恒星の一つ一つ、惑星の一つ一つは、 自分のなかにより高い志向、 より高い任務を秘めていて、 そのため星々の発展は、 バラの木が、葉から茎へ、茎から花へと 発展してゆくのと同じ規則正しさをもち、 同じ法則に従って成し遂げられなければなりません。 理念と呼んでも、単子と呼んでもかまいませんが、 この意図は本来眼に見えないものであり 自然のなかでこれが可視的な発展を遂げるようになる以前から 存在しているものなのです。』 構成単子というのは より高い任務を目指す 理念そのものである、と。 太古の昔より続く それぞれの美学