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12月の出会い

12月の読書メモ。
『フリーエージェント』、『フリー』が共に厚かったのと、年末の忙しさで今月は3冊の読了。

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのかザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
日本にはあまりない、小説仕立てのビジネス書。23の利益モデルについての概論。無料のコミュニティサービスから得る利益についても触れられています。『利益』について考えるための良き指南書ではないでしょうか。また、師弟関係の二人が、定期的に行う授業の中で、課題図書として与えられる書籍のリストを実際に追っていくことで、更に理解が深まりそうです。しかし、丹念に負えない私の現実・・・
読了日:12月31日 著者:エイドリアン・J・スライウォツキー

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
上司から発売前発表会のイベントの案内をもうらったのですが結局都合により行けず。まずは無料PDFをダウンロード。結局、PCで読むのは辛いので本を入手して読みました。無料の魅惑について。しかし、仕事で無料ダウンロードのプロモーションをやっても、さほど有料につながらない現実もあります。音楽は嗜好性の強い商品だからなのでしょうか。ただ、フリーからお金を生み出すには、単に無料にすればいい、ということではなく、その先に戦略が必要だと。読了後はそんな反省などを感じました。しかし、お金が潤沢になければ、この戦略・戦術は非常に地道なものにならざるを得ず、それを成就するには保守性を捨て、新しい場所へと飛び込む勇気と情熱が必要だな、と。そんなことも考えました。
読了日:12月31日 著者:クリス・アンダーソン

フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるかフリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
「会社などの雇用主にとっても、このシステムは非効率だし、ことによれば不経済でもある。本当に必要なのは重さ1キロちょっとの脳みそだけなのに、どうして企業は80キロもの体を都心のオフィスまで30キロも運ぶために金を使うのか」(ドラッガー)仕事のポートフォリオと分散投資のすすめから子供の在宅教育のレポートまで、密の濃いリサーチ満載で読み応えはあります。オン・オフの切り替えではなく、ブレンドである、というくだりに最も共感を覚えました。私はフリーも大きい組織も経験していますが、その人の志向性や家族構成など、日本ではまだまだフリーエージェントでいるのにはリスクもありますので、その人にあった選択がしやすいように、こうした新しい形態をれっきとしたオプションとして認められるような社会になればいいな、と思います。
2002年の発行なのですが、日本の状況を考えると、古さはあまり感じられませんでした。
読了日:12月02日 著者:ダニエル ピンク,玄田 有史


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人生実験~自分の逆張りは世の順張り?

過去を振り返ってみると、私の人生の中で岐路というものが何箇所か出てきたけれど いずれもインターネットを通じて、その方向性や深度が導かれてきました。 最も分かりやすい例でいえば、音楽を作り始めた時期は、ちょうどインターネットが一般におりはじめて来た時期だったのです。 最初はパソコン通信のメールで、すぐにインターネットメールに切り替えてリリースに向けて活動。 日本ではまったく相手にされなかったため、やみくもに海外に送りつけ始めた、というわけです。 そんなこんなで、個人的には充実していた音楽活動も休止。 それ以来、私の興味は割りとヒューマンな部分にフォーカスされていましたが、 ここに来て少し、変化が見られるため、メモをしておこうかと思います。 バランスよくどちらも楽しむために・・・ -- 【5月】 部署移動になりまったく新しい部署の立ち上げをすることになる。 新しい仕事と新しいチーム構成。 数ヶ月右往左往~ 【9月初旬】 少々行き詰まり感をもつようになり、何か「流れ」を変えてみたいと思い立つ。 それにはまず実験。人生の実験。 誤解を恐れずに言えば、結婚も人生の実験だと思っている。 そう思うことで、ニュートラルに色々なことを対処できるようになり 相手に提案もできるし、相手の提案も受け入れられるのではないだろうか。 少なくとも、私にはそういう感覚がある。 あれこれ考えて、まずはどんどん本を読む毎日にしよう、と決めた。 内容としては、普段手にとりがちな小説やらゲーテ周辺は封印し 今まで敢えて避けてきたようなビジネス書に絞り込むことで 何か自分の中で反応する気がしたため、テーマをそれに絞ることにした。 とりあえず4,5冊購入。その中に勝間和代を1冊いれてみた。 自分は勝間和代でも香山リカでもない、と思った。 しいて言うなら、「私はいつでも一年生です」と言っている小林カツ代がいい。 さて、この段階では 読書メーター や メディアマーカー の存在を認識していなかったため記録はせず。 もともと夜型ではないが、本を読む時間を確保するため、同時に起床時間を5時-6時の間に設定。 順調に読み進む。 11月から始まる編集講座に申し込む。 編集者になりたい、という動機ではなく、単純に「編集」という事象を学習して

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